ヴァニラ以外成長禁止攻略

11章その4

本当に大きな、大きな壁となって立ちはだかったファルシ=ダハーカを撃破しついにヲルバ郷へたどり着いたヴァニラ。
人影無き故郷に待ち受けるは宿敵バルトアンデルス。ダハーカの試練を乗り越えてきた自信を完膚無きまでに叩きのめしてくれる、今回の攻略の最強ボスです。ダハーカと比較してもスペックが違いすぎます。

バルトアンデルスの強さは一言では語り尽くせないのですが、まず第一に上げられるのが一手毎の火力はそれほどでもないにしろ攻撃のペースが非常に早いこと。絶え間ないレーザー攻撃が全てヴァニラに降り注ぐことになるのです。通常プレーでもヒーラー1人をずっと確保しておかないと渡り合えない相手であることはこのゲームをプレーされた方なら記憶に残っていることと思います。そのレーザー攻撃がヴァニラ1人に全て集中するという悪夢。この難局をどのように打破していくのか。
ついで330万7500というHPの高さ。ダハーカより100万近く高いです。ダハーカには効かなかったデシェルがこいつには有効なため単純比較は出来ませんが、攻撃にいけるチャンスはダハーカより確実に少なくブレイク中も平然と行動してくる相手の為、限られた攻撃チャンスの中でいかに必要な火力を確保できるかが焦点となります。ブレイク値が200%と低く、ブレイク直前でチェーン伸ばしを止める作戦も効果が薄いのが頭の痛いところです。
加え、バルトアンデルスも死の宣告持ちなので20分以内の撃破を目指す必要があります。

さらに追い打ちをかけてくれるのが各種弱体・妨害攻撃。ダハーカには疫病の氾濫という最凶最悪のステータス異常攻撃があった訳ですが、使えるタイミングが非常に限られていたため集中攻撃で押し切ることが出来ました。ですがバルトアンデルスはバイオガ、ダルガ、カーズガを使用し、レーザーにもフォーグやペインの追加効果があります。これらをどのように捌いていくのか。
装備を整えるお金の問題はあったにしろ切り崩していくべき方向性が明快だったダハーカと比較すると、本当に頭の痛い相手です。

上記に挙げた問題を全て完璧な形で対策出来る解は存在しません。
1人で何でも出来る完璧キャラが作れないようになっていたり、全ての状況に対応出来る万能アクセサリ・万能オプティマが存在しないなど、これはFF13というゲーム自体がそういった方向性で設計されているので本気でどうしようもないのですが、一つずつ改善案を積み上げてなんとか勝負できるところまで持ち込む。そしてヴァニラの可能性を信じること。私に出来たことはそれだけです。


まず考えねばならないのが強力な回復手段の確保。
バルトアンデルスの攻撃の激しさはダハーカの比ではありません。1つ1つの攻撃の威力が低いとはいっても、レーザー一発のダメージは250ダメージはいきます。それに対しケアル一回の回復量は400程度。回復している途中でも攻撃がひっきりなしに飛んでくることを考えると、この程度の回復量では防戦一方になるのが目に見えています。
そこで役に立つのが「ケアルア」。ある程度得意ロールのクリスタリウムを進めないといけないのでステータスが上がっちゃうのが微妙なところですが、減っているHPに対する割合回復という非常に都合のいい性能を持っています。

このケアルアの性能を最大限活かすため、アクセサリはHP大幅増加のウルツァィトバングルを2つ装備して徹底強化しておきます。ダハーカ戦ではHPが3000も増えるウルツァイトバングルを使うのはちょっと反則かなぁと思い自粛していたのですが、ここではそんなことも言っていられません。アイテムチェンジにダークマターを要するので1つ作るのに累計で考えると100万ギル以上かかっちゃうのが難点ですが、背に腹は代えられないので意地で大平原を掘りまくります。
装備するアクセサリとしては他にもステータス異常の発生率を下げるリボン系や魔法耐性を付けるメーガスブレスなどが候補としてあったのですが、まずリボンに関しては改造でスーパーリボンLV.★まで上げたとしても防御率は30%と心許ない点、バルトアンデルスの攻撃には物理属性も含まれるためメーガスブレスも効果が薄い点を考えると今回はバングル優先になります。なによりケアルアの割合回復を活かすには最大HPの押し上げが一番なのです。耐性は付けずにダメージをいっぱい食らい、割合回復のケアルアでいっぱい回復する。もう柔よく剛を制すじゃなくて剛よく剛を制すと言った塩梅の素敵な力押し戦術です。そんなヴァニラも可愛い。

続いて武器の選定ですが、理想を言うならここはブレイク不可のヘヴンズアクシズをベースにしたニルヴァーナLV.★を使うのがベストです。ブレイクしてもたいしたメリットが無く大ダメージを奪うことが出来ず、定期的に外される弱体のかけ直しを頻繁に強いられるこの戦闘では、ブレイク寸前の状態をキープ出来る方が楽な展開になります。ダハーカ戦では持ち込めませんでしたが、ヲルバ郷のトレジャーボックスからヘヴンズアクシズが手に入るので、これを元手に用意することが可能です。
が、実際には採用していません。というのもニルヴァーナまでアイテムチェンジをしてしまうと連鎖アビリティのラッキーブレイカーが使えなくなってしまうのが後々問題になるためです。この先ラッキーブレイカーを使う可能性があるので(具体的には13章のヴラディスラウス戦)、ここでおいそれとヘヴンズアクシズを使う訳にはいかないのです。
ここで最終段階まで改造してしまうと、それを解体してもベース武器は手に入りません。そうなると改めてラッキーブレイカーの為にヘヴンズアクシズを入手するためにはギルガメッシュ機関で購入するしか無く、そのためには陶太の断層を抜けてジルニトラを、という話になってしまいます。バイオが効かないジルニトラに勝てるかどうかは13章まで進めた後でも未知数であるため、まずはブレイク不可抜きで考えます。どうにもならない場合はその時に考えましょう。たった1戦の為だけに改造費を用意するのが面倒っちいという単純な理由もあります。
そんなわけで、武器に関してはダハーカ戦と同じパールウィングベースのニルヴァーナLV.★を仮採用。

【ウルツァイトバングルLV.★(1つめ)】 HP+3000
プラチナバングルLV.★+ヒヒイロカネ→ダイヤバングルLV.18
ダイヤバングルLV.18+(適当な生体素材でEXP3倍ボーナス)+超小型融合炉→ダイヤバングルLV.★
ダイヤバングルLV.★+アダマンタイト→アダマンバングルLV.23
アダマンバングルLV.23+(適当な生体素材でEXP3倍ボーナス)+超小型融合炉×3→アダマンバングルLV.★
アダマンバングルLV.★+ダークマター→ウルツァイトバングルLV.32
ウルツァイトバングルLV.32+(適当な生体素材でEXP3倍ボーナス)+超小型融合炉×7→ウルツァイトバングルLV.★

【ウルツァイトバングルLV.★(2つめ)】 HP+3000
アダマンバングルLV.★+ダークマター→ウルツァイトバングルLV.32
ウルツァイトバングルLV.32+(適当な生体素材でEXP3倍ボーナス)+超小型融合炉×7→ウルツァイトバングルLV.★

以上より、今回の改造はアクセサリのみになります。
改造元のプラチナバングルやアダマンバングルはここまでの行程で使用していたいたものからの転用です。

改造費の内訳:合計280万ギル
 超小型融合炉×18 90万ギル
 アダマンタイト 22万ギル
 ダークマター×2 168万ギル
(ヒヒイロカネは1つ持っていたので購入してないです)

今回はヲルバ郷のバクティのイベントで入手した換金アイテム(計582500ギル分)や超小型融合炉×2などがあるので全部が全部チョコボ掘りで調達した資金というわけではないのですが、まぁ焼け石に水というヤツですね。それでも楽になったと言えば楽になっているのですが(チョコボ掘り2時間分ぐらい?) まぁバクティのイベントこなすための戦闘に時間食ったので結局(ry


そしてアビリティの選定。既に述べたようにヒーラーに関してはケアルアまで習得させます。
次いでエンハンサー。バルトアンデルス戦の問題点の1つとして「弱体・妨害系の攻撃」がありましたが、幸いヴァニラは状態異常の発生率を半減出来る「ベール」を習得出来ます。加えてレーザーの集中砲火の中でも無理矢理攻撃に向かうための「ガッツ」、物理属性を半減出来る「プロテダ」も覚えさせます。アルティマニア見るまで知らなかったのですが、バルトアンデルス(のパーツ)が使うレーザーには物理タイプのものがあるため、プロテダで軽減することが可能です。魔法タイプのレーザーはバルト本体も使ってくることがあるので物理レーザーの占める割合は4割弱ぐらいでしょうか。それでも半減出来るというのはトータルで見るとかなり大きな意味を持ちます。

ヒーラー
400CP HP+10、HP+10、魔攻+5、HP+10、物理+4
700CP HP+10
1040CP HP+30、HP+10、フルケア、HP+40、物攻+4、魔攻+5、魔攻+4、物攻+5、魔攻+5、物攻+4
2000CP ロールレベルアップ(レベル2→3)
775CP 物攻+10、魔攻+10、魔攻+9、魔攻+8、HP+40
2000CP 物攻+4
4000CP ATBレベルアップ、HP+100、魔攻+18、物攻+14、魔攻+18
6000CP 物攻+15、魔攻+18、ケアルア
【合計58975CP、HP+260、物攻+60、魔攻+100】

エンハンサー
3000CP HP+10、魔攻+3、HP+10、物攻+3、HP+10
6000CP ガッツ、HP+10、物攻+4、魔攻+4、HP+10
12000CP ベール
9000CP HP+20、魔攻+5
18000CP バウォタ
9000CP 物攻+5
18000CP バブリザ
12000CP HP+20、魔攻+5
24000CP バファイ
12000CP 物攻+5
24000CP バサンダ
15000CP HP+25、HP+25、物攻+5、魔攻+5、HP+25
18000CP HP+25、魔攻+5、物攻+5、HP+25
36000CP グッドタイム
21000CP 魔攻+5、HP+30、物攻+5、HP+30
42000CP プロテダ
【合計CP513000 HP+275、物攻+32、魔攻+32】

いかに苦手ロールといえど、これだけアビリティ覚えさせるとHPは結構増えちゃいますね。制限プレー的には悲しいところ
実はここに来るまでの間にガッツまでは既に習得済みだったので一気に全部覚えさせたわけではないのですが、どこで覚えたのか分からないしさっぱり使ってなかったし攻略文中では全く触れてないので、ここでまとめてどーんと。
ヒーラーに関してはケアルア覚えるまでの過程でATBレベルアップも取れるのが美味しい。手数が増えるのでその分攻撃にいける機会が増えるという寸法です。

もう1つの問題である330万という膨大なHPを削り落とすための火力の確保ですが、回復手段の強化とアビリティを増やす流れで自然と解消出来ています。回復手段の強化とATBレベルアップによって攻撃機会の増加が見込め、ヒーラーとエンハンサーを育てたおかげで魔法攻撃は大幅に上昇しています。ブレイク不可武器の採用は一旦見送っているのでまた策は残している状態ですが、とりあえずこれで挑戦してみることにします。

バルトアンデルス戦

ヴァニラHP7860物攻448魔攻1231 ニルヴァーナLV.★
※パールウィング
ウルツァイトバングルLV.★
ウルツァイトバングルLV.★
ライトニング
サッズ
【オプティマ組み合わせ】
・ケルベロス×2(アタ+アタ+アタ)
・フューリアス(ブラ+アタ+アタ)
・アグレッション(ジャマ+アタ+アタ)
・無双のフォース(エンハ+ブラ+エンハ)
・恵みの慈雨(ヒラ+ヒラ+エンハ)
使用するロールについてですが、バルトアンデルスは大技を持たないのでディフェンダーは不要です。
よってチェーンゲージ維持及び主ダメージ源となるアタッカーを2つ、その他ディフェンダー以外を1つずつという選択になります。

【攻略法】前半戦
・パワースモーク+バリアスモーク使用
・デシェル、デプロテ、ウィークを発生させてからヘカトンケイル召喚。共闘でブラスターとアタッカーを織り交ぜ一気に削る。
・ブレイク終了間際にドライビングモード→ガイアサルヴォー

戦闘序盤は攻撃が緩く、Wスモークの効果もあり一気に攻め込むチャンスです。
一定時間orダメージでバルトアンデルスの変形が完了(パーツが4つ出現し、本体の顔を露出した状態)した段階でチェーンゲージがリセットされるため、それならばいっそのことその手前でヘカトン召喚も含めて一気にダメージを奪っておこうと、早めに弱体とチェーンゲージの押し上げを行い特攻をかけます。ダハーカの時とはまるっきり逆ですね。
バルトアンデルスはデプロテ、ウィークに加えデシェルも有効なため、なんとヘカトンのガイアサルヴォーで締めるまでの開幕3分足らずで一気に120万ものダメージを奪えました。既に3分の1以上が削れてます。


【攻略法】中盤以降
・アポトーシスで相手の弱体とこちらの強化を剥がされたらまずは「ベール+ガッツ+プロテダ」をかけなおす
・次いでジャマーでデシェルをかける。デシェルが効いたらルイン連打
・回復はヒーラーのオートストックで。
・敵のカーズガでガッツが外されたら、すぐにガッツをかけなおす
・フォーグが効いてしまったらすぐにとんかち
・ダルガが効いてしまった場合は「ヒーラーで待機→攻撃受けたらすぐ回復」で対処

本体の顔が露出し敵が全力攻撃してくるようになってからが地獄の始まりです。絶え間なく降り注ぐ敵の攻撃を受けながら正面から無理矢理攻撃に行く形になります。
敵の行動はある程度周期があるので、それに対応した行動を取っていきます。

まずは「アポトーシス」対策
10%の割合ダメージ+敵にかかった弱体の解除+ヴァニラにかかった強化の解除といういやらしい効果を持ちます。これがあるため頻繁に強化をかけなおす必要に迫られるのですが、どうせプロテダはローテーション1順もつかもたないか程度の時間しか持続しないので、ちょうどいいかけなおしポイントになっていたりします。
ここは「ベール+ガッツ+プロテダ」を手動入力します。1回入力すれば2回目以降はリピートでこの組み合わせを呼び出せます。

攻撃に関してはデシェルを決めてからルインで攻めていきます。毎度毎度弱体のかけなおしは面倒ではあるのですが、デシェルが決まればダメージ増加はもちろん、アタッカーでの攻撃時はウィークアスピルにより行動回数増加の恩恵を受けられるので、毎回きっちり決めていきます。
チェーンゲージに関しては敵はブレイク値が200%と低く、デシェル連打で勝手に増えていき勝手にブレイクしてしまう感じなので、ブラスターでの引き伸ばしは特に行いません。一定周期で飛んでくるアポトーシスのことがあるので、ブラスターを混ぜたりチェーン伸ばしのためにウィークを狙っていると、とてもじゃありませんが本命のルインでの攻撃が出来ません。

回復に関してはHPが残り3000を切ったらオートストックで回復に行きます。3000が基準になるとかどんだけきついんだこの戦闘は。
ダハーカの時はオートストックにセットされた最後のケアルをキャンセルする方向で動いてましたが、今回はストックされたケアルア部分を全部使う動きになります。というのもダハーカとは違い回復の動作中も敵からの攻撃がガンガン飛んでくるので、その分の回復も必要になるためです。ケアルに関しては回復量がしょぼいので全てキャンセルします。
(オートストックでケアルア×4+ケアル×2がセットされるような場合は、ケアルア4回時点で止める)

ステータス異常に関してはベールである程度抑えているとはいえどうしても避けることは出来ません。
それぞれの対処法についてですが、一番警戒すべきはカーズガ。カーズにかかってしまうと降り注ぐレーザー連打の中で全く身動きが取れなくなり非常に危険です。3つかけている強化の中でもガッツについては特に注意を払っておき、ガッツが剥がされた時点ですぐにかけなおしておきます。カーズ発生まで行くと目も当てられません。
ついでダルですが、これは下手にくさい液で回復させようとしても敵の攻撃の方が先に来てしまうのがオチ。敵の攻撃に一撃のダメージが重いものはないので、しっかりHPを3000以上に保っていればダル状態から一気に殺される心配はありません。虚脱状態になった時点で残りHPが微妙そうな場合はヒーラーにチェンジしておき、すぐに回復にいけるようにしておきます。
発生確率は低いですがレーザー攻撃でフォーグがかかってしまう場合があります。攻撃も弱体も回復も出来なくなってしまう危険なステータス異常であるため、これはすぐにとんかちで回復するようにします。
ペインやバイオはさほど影響はないため放置しても大丈夫です。

地味〜な作業を20分ほど繰り返し、死の宣告の即死効果が発生するまでに倒しきります。今回の攻略時は気がつかないうちに死の宣告をかけられていて、残りカウント712での勝利でした。戦闘時間20分52秒(なげぇ)

(以下自分用メモ) 一応今回の攻略法の反省点。
・ヘカトンと共闘時、ブレイク後はブラスター使わずアタッカーでルインでの攻撃に徹した方が良さそうだった
・ドライビングモードに移った後、ブレイクが終了する前にガイアサルヴォーを即撃ちするのと、ブレイク切れてもいいからフルにドライビング攻撃を続けるのはどっちがいい? もしかしたら即撃ちじゃない方がいいかも。


ついに。ついに地獄の11章が終わりました。
ここでのプレー時間は101時間。まさかこんなところで3桁の大台に乗るとは思ってもいませんでした。
ダハーカさんのところで24時間も稼いだのに、対バルトさんでさらに16時間とかホントどうなってるんでしょうか。
ダハーカさんのところでリアル2週間の停滞、バルトさんのところでもリアル1週間止まりました。もうイヤですこんな幻想

で、待ちに待ったヴァニラの快進撃が始まる12章がスタートするわけですが、バルトさんからの招待状にすぐにほいほいと乗ってはいけません。12章に入るとグラン=パルスに戻ってくることが出来ずチョコボ掘りが出来なくなるため、予め12章で必要となる資金は持って行く必要があります。目安としては200万ギル。
もうお宝掘りはこりごりですが、嫌でもやらないといけないので掘ります掘ります掘りまくります。
ヴァニラの為ならえ〜んやこ〜ら。


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